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ビックリ仰天!驚きのプレゼント

ビックリ仰天!驚きのプレゼント

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「テーブルランド」の中原英貴です。

みなさんは、こんな経験をした事がありますか?

私は、12年前に東京から富士見町に移住してきましたが、もしあのままずっと東京にいたら、こんな不思議な、、、というか素敵な経験は、絶対に出来なかったと思います。

 

私の車は、走行距離15万キロ超えのだいぶくたびれた四輪駆動車。あちこちにガタもきていて廃車寸前という感じでした。
去年12月、それでも車検を通そうと、富士見町内の某自動車屋さんにお願いしました。すると、そこのオヤジさん、「車検とってもどれだけモツか?ぼちぼち買い換え時だよ。」

それは、ごもっともと思いながらも、私「今は、お金ないから買い換えできません。車検お願いします。」

 

車検を通してから3カ月、私の四輪駆動車が、案の定、故障してしまいました。オヤジさんの見立ては、「修理費用は、10万から20万、場合によっては30万円以上。直しても、またすぐ違う所が壊れるかもしれない。この車に思い入れがあるなら別だが、そうでなければ“廃車”にした方が良い。」

私の家には、この車の他に、軽の4WDと軽トラックがあります。廃車にしても、不便はあっても、ただちに困る事はありません。オヤジさんの見立ては、それを知ってのものでした。さらに「遠出する時は、ウチの車を貸してあげるよ。車はいっぱいあるから。」と付け加えてくれました。

そして廃車を決めた翌日、私は、この自動車屋のオヤジさんからの予想だにしない電話にビックリ仰天させられるのです。

オヤジさん「俺が山へ行くのに使っている4輪駆動車があるんだけど、もうあまり山には行かないから使ってよ。プレゼントするよ。」

私は、自分の耳を疑いました。自動車を売るのが仕事の自動車屋さんが、自動車をタダでくれるというのです。

続けてオヤジさん「もう20万キロ走っていて、廃車にしようか考えていたんだけど、どこも故障はないし、調子も良い。車検もまだ半年あるし、良かったら乗ってよ。」

事情は、分かりました。でも、友達でもないのに、本当にもらって良いのでしょうか?迷いましたが、せっかくのご厚意をありがたく頂戴することにしました。

数日後、「プレゼント持って来たよ~!」と明るい声でオヤジさんが、4輪駆動車を届けてくれました。困っている人がいれば、商売抜きで、ごく自然に助ける。オヤジさんの懐の深さとやさしさがジワーっと沁みました。
そして「富士見に住んで良かったなあ~」としみじみ思いました。

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(Written by 中原英貴 (テーブルランド・八ヶ岳珈琲工房」))
http://www.tableland.jp

 

 

 

「テーブルランド・八ヶ岳珈琲工房」オーナー。丁寧に自家焙煎したこだわりコーヒー豆を全国のファンの方々に届けながら、元番組プロデューサーという洞察力と企画力と行動力で色々なイベントも運営。