長女・円が7月3日に結婚式を揚げました。
円は現在カナダの大学に通っていて、結婚相手のアダムはポーランド系のカナダ人です。
アダムも日本が大好きで、岡山で2年ほど英語の先生をしていたことがあるそうです。
そんな二人はカナダの日本太鼓の教室で知り合いました。
円は育った富士見町が大好きで、小さい頃からおまいりをしていた、地元区・池生神社(いけのお)で結婚の誓いの式を行いました。
地元の長持ち保存会の方の協力を得て、井戸尻史跡公園まで区内を練り歩き、史跡公園で披露パーティーを行いました。
披露宴へのご参加にあたり、御祝儀や会費は堅くお断りしたのですが
取り立ての野菜やご自慢の手料理等を一品をお持ち寄りをお願いしました。
友達や家族で手作り結婚式。
どうなるのか心配だったのですが、願っていた以上、想像していた以上。
考えられる最高の式をはるかに超えるものになりました。
「お祭りみたいな結婚式にしたい」
長女は、海外から来てくれる友人に富士見町のいいところを見せたかったようです。
披露パーティーでは、餅つきやそば打ちを、地元の皆さんにご協力していただき、行いました。
カナディアンファームにお願いして、豚の丸焼で花を添えてもらいました。
(これは、私の父におねだりして・・・ ^^;)
また、次女が休みのたびにお世話になっている富士見太鼓の皆さんにも参加していただきました。
あまりに盛りだくさんで、「やりすぎかなぁ~」とも思ったのですが・・・
本当に、多くの皆さんにご迷惑をおかけして協力して頂き、すごく素敵な日を送ることができました。
夢に見た光景です。
円の髪も着付けも、地元のご姉妹にお願いしました。
日本髪を結う為に、事前に5回くらい練習をしてくれました。
着物もリサイクル品をうまく直して、付属品も手作りしてくれて、立派な花嫁衣裳にしてくれました。
夢に見た光景です。
地元の池生(いけのお)神社で誓いの式
地元の池生(いけのお)神社で、誓いの式を挙げました。
2年間ほど日本語の先生をしていたことがある、新郎のアダム。
英語と日本語で誓いの言葉を読み上げました。
それに対して、円は二人が寄り添っている絵を描いて応えました。
象鼻杯
円がどうしてもやりたかった「象鼻杯」
蓮の葉にお酒を入れて、長い茎で飲み交わしました。
ケーキカットは、やはりこの状態です
ケーキカット用にシフォンケーキを焼きました。
ナイフを用意するのを忘れ、そば打ちをお願いしていた五味さんにそば打ち包丁をお借りしました ^^;
着物を着ているのでまさかと思っていましたが・・・
やはり、この状態です・・・
長持ち行列とともに練り歩き
地元・池袋の長持ち保存会の皆さんにもご協力いただき、誓いの式の後、池袋区内を長持ち行列とともに、練り歩きました。
沿道には区民の皆さんが出て二人を祝福してくださいました
赤い大きな番傘と、姿史跡公園の雰囲気を盛り上げてくれた吹流しは、故・真板雅文夫人にお借りしました。
雨の中、沿道には、区民の皆さんが出て、二人を祝福してくださいました。
富士見太鼓の皆さんが披露宴を盛り上げてくださいました。
次女の幸が、夏休みの度にお世話になっている富士見太鼓の皆さんは、披露宴を盛り上げていただきました。 太鼓の深い響きが、会場の空気を清めてくれているように感じました。
長持ちをお願いした池袋の消防や長持ち保存会の皆さん
長持ちをお願いした池袋の消防の皆さんや長持ち保存会の皆さんも余興を準備してくださっていました。みなさんで、二人の結婚を盛り上げるために、いろいろ思考を凝らしてくださいました。本当にありがたかったです。
親ばかで恐縮ですが、本当に素敵な式でした。
花嫁の仕度も素敵に仕上げて頂きました。
彼女自身も、こうして暖かい地域の皆さん、そして海外の友人に育てられ成長しました。
そして、その皆さんに又、こうして力を貸していただき最高の時間を送ることができました。
雨が降ったりやんだりの天気でしたが、白く曇った景色に色とりどりの吹流しが生え、すごく素敵でした。
すべてが、最高の結婚式でした。
関わってくださったすべての皆さんに、心から感謝しています。
本当にありがとうございました。
※写真は、自然写真家の西村豊さんによる撮影です。
(written by エンジェル千代子)
- 関連情報
- ・2010/7/4 : 大好きな富士見で結婚式を 地元住民が協力 (信濃毎日新聞)
・2010/7/4 : 国際カップル神社で愛誓う 花嫁行列、住民も祝福 (長野日報)
・2010/7/6 : 長女・円(まどか)の結婚式
(エンジェル千代子の「富士見に元気を連れてこよう!」)