先日、僕の暮らす境地区のどんと焼きがありました。
それは毎年、一月の第二日曜日と決まっています。
富士見に移り住んでから、毎年この日は仕事で一度も参加できずにいました。
ところが今年は予定が無く、念願のどんと焼きに!
子どもたちは毎年参加していることもあり、枝にお餅をつける「まゆだま」作りも慣れた様子。
歩いて会場に行く途中、「ぱんっ!ぱんっ!!ぱんっ!!」と大きな音がします。
妻曰く、これはだるまが熱ではじける音とのこと。
日が暮れかかった会場には赤く燃えさかる火柱。
そしてその炎に向かって子どもも大人も「まゆだま」を近づけます。
熱いやら煙いやら、すすで顔が黒くなりながら炙ったお餅をほおばるころには、すっかり体が温まっていました。
今年も一年無事に過ごせそうです。
(Written by 写真家・砺波周平(となみしゅうへい))
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