遅くなりましたが、新年のご挨拶を。
今年も皆様にとって良い年になりますように!
さて、私が住む“池袋区”では、新年の参賀式を集落内の「池生神社」で行います。
その年の役員さんにお祓いをしていただき、区民で新年を祝います。
国も混迷する今の時代に、「区」という一番小さな単位の自治体が、地に足の着いた大切な共同体です。
夫が役員になった時から参加するようになりましたが、毎年、みなさんと焚き火を囲みながら新年を祝えるのも、ここの暮らしの豊かなところではないかとしみじみと胸が熱くなるのです。
長い階段を上って・・・
今年一年、家族が無事・健やかに暮らせますように・・・
夫の文字通りの「神頼み」
そして・・・
家に戻ってしばらくすると、地元の消防団が、今年一年火災が起きませんようにと、各戸の屋根に水を掛けに回ってくれます。
例年に比べて、車が到着してから水をかけるまでの時間が早い!
どうしてかと思ったら・・・
今年は、区で買ったポンプで放水していました!
だから準備が早かったんだぁ~
例年だと、こんな風景です。
もっと以前は、ビニールのホースだった時もありました!
最近では車にポンプを積んでいますが、道脇のセギの水を留めて、その水をポンプで吸い上げていた年もありました。
それにしても・・・新年早々ごくろうさまです。
この消防団の若者達には頭が下がります。
本当に献身的によく働きます。
富士見町に引っ越した当初、消防団が軍隊みたいで、少し違和感を感じました。
ところが、暮らして地域に入って生活をはじめて、「消防団」が地域にどれだけ貢献しているのか分かりました。
家事の時に真っ先に駆けつけるのも消防団。職場によっては仕事中でも火災現場を優先することもあります。
集落の行事でも何かと働いているのは、若い消防団です。
地域の中で、こうした若者の力はどれだけ頼りになるか分かりません。
また、毎年こうした消防団の技を競う操法の大会あるのですが、昨年は富士見町の第分団消防団が長野県の代表として全国大会に出場し、自動車ポンプノブで第5位優良賞を受賞しました。
この練習も並大抵の努力ではなかったと思います。
何よりも、こうした活動を通して地元の仲間の強いきずなが育まれ、先輩から後輩へ受け継がれていきます。
昨年の諏訪の御柱祭でも、この力は大きく発揮されました。
久しぶりに帰って来ていた我が家の息子にも何かと声をかけてくれる心遣いも本当にありがたかったです。
都市部から引っ越された方が、「近所づきあいのわずらわしいから富士見に引っ越してきた」という方がいらっしゃいますが、農村はむしろ地域で助け合って暮らしてきたそのよさが残っている所です。その点、それなりの覚悟が必要だと思います。
話がすっかりそれてしまいました!
こんな新年を迎えられる事を、今年も感謝しつつ・・・
富士見町の魅力発信のこのサイトも3月で1年を迎えます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
(written by エンジェル千代子)