富士見町の神戸の一里塚近くにある小さな畑、祖父に教わりながら始めて今年で3年目になりました。
裏は山なので、半日しか日が当たりませんが、午前中の日をいっぱい浴びて育った野菜が大好物です。
家族が食べられる分ほどの小さな畑に少しづずつ、にんじん、じゃがいも、玉ねぎ、トマト、かぼちゃ、絹さや、キュウリ、なす、春菊の他、パクチーやバジルなど香草を植えました。
写真はズッキーニの種をポットに植えたのですが、種を付けたまま、二葉が開いていく姿は感動でした。
ルバーブも昨年株分けして頂き、2年目も元気に育っています。
今年も春先に、種や苗を選び、畑を耕し肥料をして「ここにはあの野菜を植えよう」と想像する楽しみから始まりました。
GWの頃から種まき。祖父の「霜に気をつけろよぉ」という言葉を教訓に、GWまでは油断できないので、連休明けに種蒔きをします。
芽が出た時は本当に嬉しく、「美味しくなれよ~」と声をかけながら、大地の力と植物の生命力を感じました。
先日、少し早くキュウリが2本だけ収穫。よーく味わって頂きました。
梅雨が明けたら待ってましたとばかりに成長が早くなり、夏野菜の収穫です。
最初は丸ごとかじって、その美味しさに感激。次は、どんなお料理をしようかお楽しみ。
もうひとつ、野菜の絵を描く楽しみがあります。
描き始めたのも野菜を作り始めた3年前からです。
最初は野菜をデッサンの練習材料にしていました。
増えてくると嬉しくなって、今では収穫したら、なるべく描くようにしています。
今まで見えていなかったヘタや細部の形状、花の形もじっくり観察すると新しい発見があります。
育てる野菜を選び、蒔いて植えて、芽が出て、成長していく、そして収穫、それを絵にする、食べる、お料理する…
野菜ひとつ育てるという中に、こんなに沢山の楽しみがあります。
今年も大地の恵みに感謝。
(Written by デザイナー 小林ルリ子)
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