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役場が集落に出張してくれました!

役場が集落に出張してくれました!

みなさん、「マイナ保健証」に切り替わって困ってませんか?

テレビや携帯で情報が流れているので、ある程度はわかっているって方も多いとは思います。
でも、高齢の方はそんな情報に触れる機会も少なく、とりあえず今の保険証が使える来年までは良いか、と言う人もいるようです。
そこで役場の担当に相談したところ、池袋地区社協の勉強会に集落の公民館まで来て説明をしていただけることになりました。

実は地区社協では、男性の方の参加がなかなか増えず、みなさんに直接関係のある問題なら来ていただけるのではないかと言う思惑もありました。
区内放送で何回か広報して、口コミでも来ていただけるようにお願いしてあったのですが・・・
蓋を開けてみたら、ほとんどがいつもの女性メンバー(男性も一人いましたが)
ちょっと残念でした。

役場が集落に出張してくれました!

参加者からは、役場から来た手紙を持ってきて「こんなのが来てるけど、どうしたらいいのかわからない?」という質問もありました。
「これは、変更がなかったらお返事しなくって大丈夫ですよ」との回答。
そうなんです。役場から手紙が来ても、それを読んで理解して何をすべきなのか?
判断するもの結構大変なんですよね。

 

今回来てくださったのは、住民福祉課・国保年金係の久保川さんです。
この日のために、力のこもった資料を作ってくださってました!
何と言ってもうれしかったのが、字が大きくって、しかも簡単でカラフルでわかりやすかったことです!

 

チラシを作って持って行っても、字が小さかったら「ごめん、読めない」「面倒くさくって読まない」と突き返される。高齢者あるあるですね。

役場が集落に出張してくれました!

説明を聞いてから、質問時間を設けました。

そもそもマイナンバーを持っていない人、持っていても保険証と紐づけ(これって役場言葉ですかね!?)、つまり関連付けられていない人、すでに利用している人もいます。
利用している保険も、後期高齢者・職場の健康保険・国民健康保険とあり、年齢や加入している保険によっても違いがあるので、調べるのも面倒くさいですね。
この日の参加者14名のうち、マイナンバーカードを持っているのが9名。そのうち保険証を紐づけできているのが5名でした。

説明の中では、マイナ保険証が病院で読み取れない場合、「資格情報のお知らせ」というA4の用紙で対応できるという話もありました。でも、こんな話、皆さん知らないですよね?

まだまだいろいろ整っていないうちに「とにかく始めるぞ!」と、国が動き始め、
それに対応するのに窓口の地元自治体が苦慮するといういつものパターンですね。

この日の勉強会に来てね、と誘った時に
「私は地元の個人病院に行っていて、そこには読み取り機がないから必要ない」なんて話もありました。
この人にはぜひ来てほしい、と誘ったら「私はすでにマイナ保険証を使っているから大丈夫」という人もいて気がつきました。孫と話せるように頑張ってLINEを覚えたという人がいるように、誰か繋がっている人がいれば頼ることもできますが、人に相談することが苦手な方も多く心配です。

今回、ぜひ皆さんに知っていただきたかったのは、「わからなかったら役場に問い合わせよう」という事。
そして、今回のように集落に呼んで説明をしてもらう事もできるんだ、という事を知っていただきたかったです。
説明に来てくださった久保川さんによると、「これから皆さんのところに出向いて説明する機会を設けようと思います」との事です。
土曜日だったのですが、快く来てくださいました。
役場って、もっと気楽に訪れてもいいんじゃないかと思います。

 

話はちょっとそれるのですが、12月の初旬に車を乗り合わせて地区社協で議会の傍聴に行きました。
その時に「初めて役場に来た」と言う人がいてびっくりしたのですが、確かに用事がなければ行きませんよね。
その時に「役場の見学会をしたい」という要望も出ました。
そんな事を考えてもいなかったのですが、一度みんなで見学しておけば気分的に身近になって相談しやすくなるのかもしれませんね。

「役場の出張サービスを利用しよう!」とお知らせしたかったのが長くなってしまいました。
皆さんも、役場をもっと身近に利用しませんか?

 

 (Written by エンジェル千代子)

ルバーブ生産組合や井戸尻応援団をはじめ、様々な団体で富士見町の活性化のために活動中