今年は地元・信州の真田がテーマとあって、我が家でも何十年か振りにNHKの大河ドラマを見ています。日本の歴史、勉強したはずですが、すっかり忘れてしまっています。
その中でさりげなく、しかし重要な場面で出現する、忍びの佐助。
そうそう・・小さい時に猿飛佐助なんて漫画を読んだ記憶があります。
話は変わって・・・
先日、喫茶店でお茶を飲んでいると、富士見町にお住まいの伊与久さんとばったりお会いしました!
「伊与久」珍しい苗字ですよね。
そして、ひょんなことから「実はうちの旦那さまは、真田家に仕えた忍者の子孫なの」なんて話を聞いてびっくり!?
ご主人が武道家でいらっしゃることは知っていましたが、忍者の末裔とは!?
その後、先達のご自宅で「忍者由来の武術、吾妻流の稽古会を行いますので見学に来ませんか?」とお誘いを受け、ほいほいと出かけていきました。
伊与久さんは、吾妻伝承体術の継承者
ここで聞きかじった忍者のはなし。
伊与久さんは、吾妻伝承体術の継承者。
吾妻の忍術というのは、私たちがよく耳にする、「伊賀流」と「甲賀流」の秘伝を武田信玄が統合したとされる「甲陽流」の流れを汲んでいる忍術です。
その「吾妻七騎衆」に伊与久家の先祖がいらっしゃるのだそうです。
伊与久さんのおばあさまの世代までは、手裏剣など修行も真剣になさっていたということ。
忍者の末裔と聞いただけで、ロマンの世界!
見学させていただいた日のお稽古は女性の参加が多く、みなさん真剣な中にも和やかな雰囲気でお稽古を楽しまれているという印象が強く残りました。
武術は「型」を大切にします。
明治以降は特にその傾向が強くなったそうです。伊与久さんは、体の構造を知り、型だけでなくそれを実際に生かすことを伝えていきたいとおっしゃいました。
体の道理にかなう動き、小さな力で大きな力を生む。
なるほど、稽古を拝見していると、人間ってあんなに簡単に倒れてしまうものか、とびっくりさせられました。
ちょっと肩に置いた手を後ろに引いただけなのに、いとも簡単に倒れてしまいました。
今まではご自分が忍者の末裔であることをむしろ隠していらっしゃったそうです。
しかし、「真田忍軍吾妻衆の末裔として、日本の古武道を受け継いでいきたい」と話されました。
「忍者」これも世界に誇る日本の文化の一つ。その末裔が富士見町にお住まいとは!?
真田忍軍吾妻衆の末裔、伊与久さん
忍者の小道具の一つ
手裏剣の修行のあと
発泡スチロールにビニールが張ってあって(ぼろぼろになった発泡スチロールが飛び散らないため)
木のお箸が刺さっていました。@@!?
ほんの少し稽古を見学させていただいただけなのですが、興味津々!
どんな幼児期を過ごされたのかしら?
おばあさまってどんな方だったのかしら???
また、お話を伺いに行きたいです。
また、多くの方とお話を伺う機会を作れれば、と画策中♪♪♪
※詳しい情報は、伊与久さんのブログでご覧いただけます。
「松凬(まつかぜ)の文武笑遥」
(Written by エンジェル千代子)