4月25日(日)に、若宮区で小宮御柱祭が開催されました。
富士見町にはいくつもの "区" があり、毎年、区ごとにお祭りが開催されます。普段は、豊作を祈っての春のお祭りや、豊作に感謝しての秋のお祭りとして、"長持ち" が各区内を練り歩く形が多いのですが、御柱の年は各区とも御柱を開催します。
今回、若宮の親戚に我が家族もご招待いただきまして、参加させていただきましたのでそのレポートです。
気持ちよく晴れた暖かなこの日、御柱を曳くのを楽しみにしていたたくさんの人が参加していました。小宮と言えども、御柱は本格的。御柱も大きいですから、多くの人が曳いてくれないと動きません…。
子どもたちの "木やり" に合わせて、ヨイサ、ヨイサと曳き子の意気を合わせます。
曳行途中の休憩場所では、木やりの子どもたちも Vの字の "めどでこ" に乗せてもらって記念撮影。諏訪大社の御柱ではこんなことはできませんから、こうやって楽しみながら、御柱を身近に体験できるのも小宮御柱祭の特徴のひとつです。
若宮区内を曳行した御柱は、桜が満開の境内を進みます。咲き乱れる桜を背景に、ヨイサ、ヨイサの声にも力が入ります。本当に美しい光景でした。
境内では、"建御柱(たておんばしら)"です。
規模が小さいとは言え、柱の重さが何トンもあることには変わりありません。和やかな雰囲気で進められる御柱ではありますが、柱周りを担当する方々はもちろん真剣そのもの。
無事に御柱も建ちました。諏訪大社上社の建御柱はこのGWに開催されますので、それよりも少し先に、若宮の御柱が建ちました。
この小宮御柱祭のために、若宮区の方々は、何ヶ月も前から毎晩のように準備を進めてこられたそうです。木の切り出しからはじめて、御柱をひとつひとつ作らないといけませんので当然です。小宮御柱の和やかな雰囲気も、こうやって地区のために尽力されている方々によって支えられているんだなぁ…ということを改めて感じたひと時でもありました。
この日は、大平でも小宮御柱祭が開催されたそうで、今年は、富士見町の各地区で小宮の御柱祭が開催される予定です。我が家族もいくつかの地区の小宮御柱祭に参加したいと思います。
(written by 雨宮伊織)