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富士見高校養蜂部とおらほーの会で企画した親子の農業体験事業

富士見高校養蜂部とおらほーの会で企画した親子の農業体験事業

本年度の富士見高校養蜂部とおらほーの会で企画した親子の農業体験事業。

富士見高校の道を挟んだ向かいの畑で赤ソバの種を撒き、収穫・脱穀までの体験をしてきました。隣接のハニーガーデンでは、生き物調査! 普段は見落としてしまっているたくさんの昆虫たちに出会いました。そして、ミツバチの巣からハチミツを採取する場面では、お年寄りから小さな子供たちまで初めての体験に輝いていた笑顔が印象的でした。

 

さて、最後の締めくくりは、収穫した赤そばと採取したはちみつを美味しく頂こう!という試食会です。

2月16日に予定していましたが、大雪のために延期されていました。
その間に、3年生は卒業! 当日は卒業したばかりの3年生に加え、いつものようにOB&OGが様子を見に来てくれましたが、2年生が中心になって音頭をとってくれました。
おらほーの会と富士見高校養蜂部の共同で、とはいうものの、実は養蜂部の子供たちが全部準備をしてくれます。 ^^;

 

まずは、ソバの実の製粉作業の体験。

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赤ソバは花は赤いのですが、実は普通のソバとあまり変わりません。
どちらが赤ソバの実でしょう?

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左の茶色っぽいほうが赤ソバの実です!
粉にしてしまうと見分けはつきませんね。

 

さてさて、お次は振り返りクイズですよ。
みんな、今までのこと、ちゃんと覚えているかな?

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子供たちにも楽しめるように、劇やクイズを用意してくれてありました。
いつものとこですが、高校生たちの気配りのよさに本当に感心します。

 

そして、待ちに待ったお料理の時間!
当初の予定では、試食会はそばクレープを考えていました。しかし、養蜂部で何回も試作してくれたところ、納得のいくガレットが作れなかったということです。(ご苦労さま!)
そこで試食メニューは、ソバ団子に変更。

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この変更は大成功でした。
子供たちも粘土遊びの延長で楽しくお団子づくりができました。

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茹でたお団子をフライパンで焼いて、たれをつけて・・・

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ソバの風味の中にほんのりはちみつの香りがして、美味しいお団子でした。
何といっても、みんなで種から育てたソバ、そして採蜜も体験したはちみつ!!!
試食会までは長い道のりでしたが・・・( ^^;)、子供たちの笑顔に、満足した様子がうかがえました。

 

今では富士見町のようなに農村部の多い町で暮らしていても、実際にこうした農業体験をしながら育つことは少なくなりました。
せっかくこんな恵まれた環境にいるのですから、お母さんや子供たちにもっとこんな場面に出会って欲しいですね。


小さな小さな種を撒いてから今回の試食まで。一部、雑草だらけの畑になってしまったり天候で何度も予定が変わったりと、思い返せばアタフタしどうしの一年でした。
子供たちにとって、一番楽しかったのは養蜂部のお姉さんやお兄さんたちに遊んでもらった事かもしれません。何か、心に残ったものがあればうれしいな・・・

 

こうして学校と住民が協力して行う地域での活動が根付いてきた事を感謝しつつ・・・

 

(Written by エンジェル千代子)

 

 

 

ルバーブ生産組合や井戸尻応援団をはじめ、様々な団体で富士見町の活性化のために活動中