元気チーム

富士見高校生徒による「縄文の竹あかり」づくり(点灯は 9/18)

富士見高校の生徒による「縄文の竹あかり」づくり(点灯は 9/18)

9月1日、富士見高校の生徒さんによる「縄文の竹あかり」づくりが行われました。

竹あかりづくりが行われたのは、富士見町の旧落合小学校の体育館。小雨が降る中、富士見高校の生徒さんが総合学習の時間を利用して、竹林の整備(伐採)・搬出・枝払いをするとともに、竹の太い部分を利用した竹あかりづくりに挑戦しました。

竹林の整備と竹あかりづくりを指導してくれたのは、竹の再利用したトイレットペーパーの事業を手掛ける増村江利子さんや、アトリエDEFの皆さん、つくえラボの皆さん、そして富士見町商工会の皆さん。それぞれに、整備の手が回らなくなった町内の竹林の整備や伐採した竹の再利用を通じて、地域の課題解決や新しい産業づくりなどに取り組んでいらっしゃる方々です。

この取り組みは、富士見まちづくりラボ(こどもの未来を考える会、富士見町商工会、合同会社きざしの有志によるまちづくり団体)が富士見高校の総合学習、富士見町の農村の魅力を学ぶのプログラムづくりの一環として行われています。

さて、 この日、作業の情報を聞きつけたおらほー富士見スタッフが取材させていただきました。

富士見高校の生徒による「縄文の竹あかり」づくり(点灯は 9/18)

竹林での竹の伐採作業。
まわりに注意しながら、竹を切り倒していきます。

富士見高校の生徒による「縄文の竹あかり」づくり(点灯は 9/18)

 すでに何本も切り倒した後だったので、私が見た時にはもう手慣れた手つきで上手に切っていました。

 

富士見高校の生徒による「縄文の竹あかり」づくり(点灯は 9/18)

切り倒した竹は、一定の長さに切り分けられていきます。

 

 富士見高校の生徒による「縄文の竹あかり」づくり(点灯は 9/18)

 先の細い部分は切り離して積み上げられました。
この部分は燃料にするために後々チップ化されるそうです。

 

富士見高校の生徒による「縄文の竹あかり」づくり(点灯は 9/18)

竹林から切り出された竹。
小雨が降る中、富士見高校の生徒さん頑張っていました。

  

富士見高校の生徒による「縄文の竹あかり」づくり(点灯は 9/18)

 竹林には切り株が残ります。うっそうと茂っていた竹が間引きされて、風通しも良くなっていました。

 

さてさて、場所は変わって、旧落合小学校の体育館。
こちらでは、先ほど切り出された竹の太い部分を利用して、縄文の竹あかり づくりが行われていました。 

富士見高校の生徒による「縄文の竹あかり」づくり(点灯は 9/18)

広い体育館のあちこちに、竹と格闘する高校生の姿がありました。

  

富士見高校の生徒による「縄文の竹あかり」づくり(点灯は 9/18)

 どんな作業をしているのかと見てみると、大人のスタッフから説明を聞きながら作業を進めているようです。
手元には、ノコギリや電動ドリル…。

 

富士見高校の生徒による「縄文の竹あかり」づくり(点灯は 9/18)

 竹林から切り出してきた竹を、竹あかりの筒の長さに切り落としています。

 

富士見高校の生徒による「縄文の竹あかり」づくり(点灯は 9/18)

 こちらでは、スタッフと一緒に竹を割っていました。

 

富士見高校の生徒による「縄文の竹あかり」づくり(点灯は 9/18)

 そして、あちこちから電動ドリルの音!
竹にたくさんの穴を開けています。

 

富士見高校の生徒による「縄文の竹あかり」づくり(点灯は 9/18)

 縄文土器が描かれた紙を竹に巻いて、その絵に合わせて穴を開けているようです。
なるほど! こうすると、縄文土器の形に竹あかりが灯るのですね。

 

富士見高校の生徒による「縄文の竹あかり」づくり(点灯は 9/18)

 さらに、スマートフォンのライトを利用して、実際にどう灯るのかを確認しながら進めている生徒さんも。
そうか、その手があったか!と納得してしまいました…。

 

富士見高校の生徒による「縄文の竹あかり」づくり(点灯は 9/18)

こちらはスタッフと何やら穴の開け方について秘密会議…。
大きい穴がいいのか、小さい穴がいいのか、穴の数はどのくらいがいいのか…。

 

富士見高校の生徒による「縄文の竹あかり」づくり(点灯は 9/18)

 穴を開けるのに利用する縄文土器のイラストはたくさんの種類が用意されていました。

 

富士見高校の生徒による「縄文の竹あかり」づくり(点灯は 9/18)

この日の教科書です。

 

富士見高校の生徒による「縄文の竹あかり」づくり(点灯は 9/18)

この日に制作された「縄文の竹あかり」。
高校生の皆さんが学校に持ち帰って最後まで完成させるとのこと。

そしてそして、この竹あかりは、9月18日(日)18:00~21:00 井戸尻史跡公園にて灯すそうです。

実はこの日は、日本中で一斉に世界平和を願い「竹あかり」を灯す「みんなの想火」プロジェクトの開催日。
日本全国47都道府県で同じように竹あかりが灯されます。長野県は、ココ、井戸尻史跡公園です。

みんなの想火プロジェクトの詳細

富士見高校の生徒さんがどんな「縄文の竹あかり」を制作したのか、竹あかりが灯った井戸尻史跡公園はどんな神秘的な景色になるのか、ぜひぜひご覧になってくださいね。

 

(Written by 雨宮伊織)

2009年、家族とともに富士見町にUターン。地方のネット活用サポートが本業。